2025年度の研究室合宿を開催しました
こんにちは、松井研B4の徳田・矢島です。
相澤研・山﨑研・山肩研・松井研は例年4研合同の研究室合宿を行っています。コロナ禍の影響で2020年より開催を取り止めていましたが、2025年の今年、実に6年ぶりに合宿を開催できることとなりました。
本記事では2日間の研究室合宿の内容を日記形式で紹介いたします。
Day 1
今回の目的地は合宿地の定番、山中湖です。東京から高速バスに揺られること約3時間、山中湖に到着です。あいにくどんよりとした曇り空で富士山は見えませんでした…。

今回の合宿では、東京大学山中寮内藤セミナーハウスで一泊二日お世話になりました。外見がモダンな感じで素敵ですね。中に入ってみると、各部屋もとても綺麗で、少しテンションが上がりました。

宿に着くと早速、松井研究室B4による卒論中間発表の予行演習が行われました。今回の合宿のメインイベントです。松井研究室だけでなく、山﨑研究室・山肩研究室の方々も含めて約30人がセミナールームに集まります。さすがに緊張しますね…。
いざ発表!
スライドの作り方から研究の本質的な部分までさまざまなフィードバックをいただくことができました。普段あまり研究のアドバイスをいただける機会のない方々からもコメントをいただけたことで、改めて自分の研究を見直すきっかけとなり、今後の方向性を考える上で非常に有意義な時間でした。
卒論中間発表の予行が終わると、寮の施設であるグラウンドに向かい、ドッジボールとフットサルに分かれてレクリエーションを行いました。 先生方もアクティブに参加してくださり、研究者の体力の凄まじさを目の当たりにしました。

レクリエーション後は宿で美味しい夕食をいただきました。

夕食をいただいた後は食堂をお借りして飲み会も行われ、普段なかなかお話しする機会のない他の研究室の先輩方とも交流することができました。
Day2
2日目は先生方から学生に向けて、ご講演をしていただきました。
山﨑先生からは、これまでの研究者としてのキャリアと、ご経験に基づく学生へのアドバイスをお話しいただきました。特に印象に残ったのは「〇〇(研究分野)といったらこの人、この人といったら〇〇(研究分野)」と言われるような研究者を目指すべきだというお話しです。自分の専門分野を確立することの重要性を改めて認識しました。
また、先生が駆け出しの頃、学生と共に泥臭くさまざまな場に顔を出し、人脈を築いていかれたエピソードも非常に印象的でした。優れた研究成果だけでなく、人とのつながりも研究者として重要なのだと学ぶことができました。
松井先生からは、先生が普段の研究発表をされる際に気を付けていることについてお話しいただきました。 第27回 画像の認識・理解シンポジウム MIRU2024で松井先生がオーディエンス賞を取られた「学習型足切り表による高速な多様近傍探索」の発表を実際にしていただき、発表資料や発表時のポイントを教えていただきました。 分野外の人でも研究内容が理解できるように様々な工夫が施されており、今後の研究発表に活かせるような内容ばかりでした。
山肩先生からは、研究生活を清潔に過ごすための洗濯の仕方についてお話しいただきました。生乾き臭を抑えるためには洗濯後にすぐ干すこと、洗濯槽を定期的に掃除することなど、日常生活で大切なことを学ぶことができました。 研究で大事なのは選択と集中ではなく、洗濯と集中ということですね。
先生方からのご講演が終わると、お世話になった山中寮を離れ、近くのレストランで食事をしました。写真は名物のソフトシェルクラブのパスタです。小さなカニが丸ごと揚げられていて美味しかったです。

まとめ
2日間の研究室合宿を通して今後の研究計画を深めることができ、研究発表の方法を中心に多くのことを学ぶことができました。また、研究室の方々とさらに親睦を深める良い機会となりました。主に企画をしてくださった先輩方や先生方など、関係者の方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
