松井研M1の東です. MIRU2023参加記です. 松井先生を始め様々な人に助けていただいたお陰で, 卒論の内容をMIRU2023でロングオーラルとして発表することができました.

MIRU2023は浜松のアクトシティにて, 7/25 - 28で開催されました. 初日はNVIDIAのKOKI NAGANO先生と東京大学の馬場雪乃先生によるチュートリアル, 及びcvpaper challenge企画でした. KOKI NAGANO先生は生成系についての話だったのですが, 中でも強く印象に残っているのは「A100×8枚で1週間が実験の基本単位」というお話です. やはり, 企業の研究に対しては計算量や作業量では勝てないのだと, 大学における研究の立ち位置を考えさせられました. また, それに関してはcvpaper challenge企画のCVPR2023 Workshopの紹介でも同じような話をされていて, 皆が気にしている話なのだなと感じました. 馬場雪乃先生は, LLMにおける倫理といった近年重要性が増している問題に関してのお話でした.

2日目以降は, オーラルセッションの後にポスターセッションがありました. オーラルセッションの発表はどれもレベルが高く, とても勉強になるとともに身が引き締まる思いでした. ポスターセッションでは著者の人に直接話を聞いて, 議論をすることができ, すごく良い経験となりました. 個人的には, 招待講演の「fMRIからの画像生成」の研究が強く印象に残っています.

自分の発表は3日目の朝でした. 感想としては, 人生で最も大きな会場での発表で, 流石に緊張しましたが, 個人的には満足のいく発表ができ, 発表練習の大切さを感じました. 3日目の午後は自分のポスター発表がありました. 自分のポスターに来てくれた人に, 「オーラル発表をみて面白いと思ったので来ました」, 「arXivに上がっているのを読みました」と言っていただいたりしてすごく嬉しかったです. また, 自分の研究で議論が生まれたり, アドバイスをいただけたのはすごく貴重な経験となりました.

自分の発表は, 結果として学生優秀賞を頂くことが出来ました. 発表練習に付き合っていただいた松井先生や, 友人, 後輩, さらに当日の起床に協力していただいた友人には感謝が尽きません. 来年以降もMIRUに発表者として参加できるよう頑張ろうと思います. また, これを書いている段階で, ICCV2023 Workshopへの採択も決まりました. 改めて, ご協力いただいた先生方や友人に感謝を述べたいと思います.