2020年度松井研卒論生の久留です。British Machine Vision Conference (BMVC) 2021への参加記です。

2021年11月22日から27日にかけてBMVC 2021というコンピュータビジョンの国際学会が開催されました。 いろんな人のお陰で、卒論の内容をBMVCで発表することができました。 学会は完全オンラインでの開催です。 オンライン学会の様子や感想を書いていきます。

発表は事前に録画し登録したビデオで行います。 ビデオは専用のサイトで録画をし、アップロードします。 持ち時間はなんと3分なので、とても短いです。

ビデオを撮った後、簡単な編集ができます。 可能な編集は基本的にクリップのみで、全体の縮小や拡大はできません。 噛んだり、録画時間が3分2秒になったりすれば撮り直しです。 結局、締切前日の夜9時から撮り始め、翌朝2時までかかりました。 自分のたどたどしい英語を聞きながら、無限回リテイクをするのは修行のようでした。

まとまっていて、とても見やすい

ポスターセッションの参加者は上のようなサムネイルから興味のある発表を選びます。 サムネイルをクリックすると、事前に録画されたビデオ、PDF、コード、そしてウェブ版のslackが埋め込まれたページにアクセスできます。 ディスカッションはこのslackで行います。 そしてビデオも、流すと言うよりは、見にきてくれた人が各々自分で再生します (順番に放送するわけでないのなら、ビデオの時間がもう少しルースで良いのでは?と思います)。 過去のディスカッションも含めた複数の情報に、一度にアクセスできることは、オンラインの良いところだと思いました。

当日、とても嬉しいことに論文を見て下さった方から1つコメントをいただきました。 コメントは、手法に関する質問と、評価手法に関するアドバイスでした。 チャットなので英語でも焦らないだろうと思っていましたが、自分の発表に少しでも興味を持ってもらえたことに、だいぶ緊張しました。

自室から参加

今回は、情勢が悪くイギリスに行けませんでしたが、引き続き論文を出せるよう頑張っていこうと思います。